つくばフォーラム2024
新たな価値創造へ 持続可能な社会を支えるアクセスネットワークへの挑戦
新たな価値創造へ 持続可能な社会を支えるアクセスネットワークへの挑戦
条件不利地域への光ファイバ整備や5G・Beyond 5G(6G)基地局整備、等における光ケーブル布設を電柱や管路を用いることなく経済的かつ迅速に実現可能とする簡易布設光ケーブル技術を展示します。
ドローンなどの無線端末を用いた遠隔操作サービスの実現に向け、APNとコンピュートに加えて、無線システムとも連携したリアルタイム制御により、End-to-Endで安定した通信品質を提供する低遅延FDN技術を紹介します。
本展示では、無線システムの例としてモバイルバックホールにおけるトラフィック予測による低遅延化(経路切替)のデモを行います。
海中音響通信技術の実用化に向け、本技術により実現した無線水中ドローンを用いて、NTTグループの海底通信ケーブルの保守業務におけるダイバー潜水作業の代替を実現すべく、NTTワールドエンジニアリングマリンと実施中の実証実験の様子を無線水中ドローンの静態展示と共に紹介します。
ミリ波など高い周波数は、無線通信の大容量化に有効ですが、電波直進性が強く周囲のヒトやモノの動きや位置関係によって通信品質が大きく劣化します。本展示では、カメラ・センサを用いて、無線通信環境周辺のヒトやモノの大きさ、位置、動きなどのマルチモーダルな物理空間情報を取得し、深層学習を用いたモデル化により、ミリ波帯を用いた5Gシステムの無線通信品質(スループット)を予測する技術の研究開発成果について静態展示します。
NTTでは、Beyond 5G/6G時代のモバイル通信向けに静止軌道衛星/低軌道衛星/HAPSを連携した非地上ネットワークの活用による超カバレッジ化の実現をめざしています。非地上ネットワークの要素技術の1つとして検討しているトラヒック伝送ルート制御技術を静態展示します。合わせて、NTT東西の災害対策用機器として必要不可欠なポータブル衛星装置の後継機を動態展示します。
6Gで期待される100Gbps超の高速大容量通信の実現に向けて、6Gの検討技術を可視化しシステムレベルで評価することができる、6Gシステム設計技術を搭載したシミュレータの動態展示を行います。
無線通信の超大容量化を実現するため、高周波数帯の広い帯域の活用とユーザ間及びユーザ内干渉の生じる環境でマルチユーザ無線伝送を行うことが必要です。これを実現するため、基地局-ユーザ端末間の双方向ビーム形成による広いユーザ間干渉低減効果と単一ユーザに対する異サイトのアンテナ割り当てによるユーザ内干渉低減効果を活用し、複数ユーザが移動時でも無線通信品質を維持できることと、空間多重伝送により複数のユーザが同時に100Gbpsを実現可能なことを紹介します。
6G/IOWN時代の大容量・低遅延・高信頼な無線アクセスの実現のため、変動し続ける無線環境に追随する制御技術として、将来向けコア技術の概要について紹介するとともに、現場での導入・実証実験などビジネスでの価値創出の実例を静態展示で紹介します。
IEEE 802.11beでは、複数リンクを活用するマルチリンクオペレーション(MLO)が規定されています。本展示では、NTTで進めているMLOなどの新技術を活用した低遅延高信頼通信技術について試作ソフト等による動態展示を行います。
これまでCradio®における伝搬推定技術では、企業向けプライベートエリアに限定した複数無線ネットワークのエリア評価を行ってきました。本展示では、画像データを活用した深層学習により、大規模無線通信エリアを高速かつ高精度に評価する技術について、試作ソフトを使った展示を行います。
電波の反射方向を変えられるパッシブメタサーフェス反射板を壁面に敷き詰めることで、無線環境を改善できることをシミュレーションにより示します。
倉庫やスマートファクトリーなど、遮蔽物が多く複雑な無線エリアについて中継器を含むエリア設計や安全性などを考慮した置局設計についてご紹介します。また、Intent(ユーザ意図)を抽出し無線設計に活用する技術をご紹介します。
コネクテッドカーを主に対象とした無線通信品質予測技術として、公衆セルラのバンド遷移に対応した予測手法と実証結果等をご紹介します。
つながり続けるNWの実現に向け研究開発中の、Cradio®とアプリケーション × 無線 × 光のリアルタイム連携制御が可能な低遅延FDNとの連携技術を紹介します。本展示では、制御の一例としてアプリケーションに応じた端末の無線アクセスポイント選択と連携した光パス切替による無線 + 光の安定通信の展示を行います。
伝送距離推定が可能な高周波数帯の性質に基づいて60GHz帯無線LANと5Gを適切に切り替える実験を、車両が超高速で移動するサーキット環境で実施しました。実証実験の内容を紹介するとともに、距離推定により通信方式をシームレスに切り替えられることを動態展示により紹介します。
ネットワーク運用において様々な業務に活用できる情報活用基盤のコンセプトとともに、基盤情報を活用した大規模故障時の故障推定、影響把握を迅速に行う手法について動態展示します。
公開データと設備等の被害データから災害時のインフラ設備の被災を予測する技術の概要、および技術の応用例について展示します。
持続可能な社会の実現に向けてグリーンエネルギーなどの新たなインフラ設備が必要となることに対して、電力分野および水素分野での通信インフラ設備のアセット活用方法について展示します。
豪雪地帯では、冬場の地域住民の日常生活を守るため、除雪事業が実施されています。除雪の要否は日々の道路パトロールによる路面状況の調査結果をもとに判断していますが、地方部では人手不足により、近い将来、現行の除雪事業体制を維持することが困難になると予測されています。通信インフラをセンサとして活用する光ファイバ環境モニタリングにより、敷設済みの地下光ケーブルに伝わる車両通行時の振動を解析することで豪雪地帯の道路除雪判断を遠隔から実施可能であることを世界で初めて実証した結果を展示します。